リラックスタイム
 寒い日、外出したくても身体も、思わしくないの・・・、どうしましょう・・・。皆さんは、こんな時、どうなさいますか?私は、いつもこれで失敗して、外出から帰って、後日にすれば良かったと後悔するのです。私の性格の傾向性も手伝って、今日のする事は今日の内にが、病状を悪化させてしまうのです。

 引っ越しの折、この性格がもろに出て、手伝いに来てくれた姉に、「いい加減が、万里子には必要よ」とたしなめられる。ごもっとも、片付けを始めると、時計の針がどこの数字を指していようが、全く眼中にありませんものね。

 それで、夜中に「うーん・・・ちょっと・・お姉さーん」と、起こして「背中・・痛い・・身体を横にして・・左の背中を押してぇー」なんて言ってるのですから、自業自得でしょうけれど、周りの者をびっくりさせ、大きな心配をかけちゃーいけませんね。

 ここ一週間の間、夜中に二度も姉を起こしてしまった。姉は帰る時、大きな白い紙に「いい加減・・今の自分を大好きに」と筆で書いて、冷蔵庫にペタンと張った。 あーあ、いい加減ね・・・・いい加減にすればいいんでしょ。・・・いい加減ねぇー。これって、だらしなくするのとはちょっと違うような気がするし、物事を中途半端にして、放っておいて良い事なのか本当に難しいことね。

 冷蔵庫に張られた『いい加減』と、もう五日もにらめっこしている。私の小さな頭で自分勝手に出した結論は、物事をする時は無理しないで「ほ・ど・ほ・ど・に」で落ち着いた。

 しかし、長年の習性か、本当に”ほどほど”は難しい。一番狭い部屋にアロマテラピーを置いて、好きな香りのお香やテラピーのろうそくをたいて、気に入ったCDを聞けば、逃げ込み部屋になるだろうと実践してみた。家の中のことなど、特にいい加減にして・・・・まあー何といって良いのやら、私にピッタリ合っているような気がしますね。

 『逃げ込み部屋』か『秘密の部屋』か、まあー何でもいい。この『なんとかの部屋』が、私の唯一のリラックスタイムする部屋になりそうである。