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               ケアレ・スミス完投と満塁でタイムリー二塁打 
          
           非常に不安定な天候が続いた2005年の8月下旬、確保していた球場に新潟市よりテラノサウ 
          ルスが到着する直前から、激しい雨が降り出した。結局、遅れてスタートした試合は3イニング 目にさらに雨が激しくなり、協議の結果、3イニングではあるが試合は成立したことになり、なん ちゃってヤンキース堂々の2勝目(雨天コールド)となった。 
           先発はなんちゃてヤンキースがケアレ・スミスでテラノサウルスがサウスポーの広川投手。静 
          かに始まった初回に比べ、雨足が強まった2イニング目に動きがあった。モハメッド・ブリ、ジュ リアーニ師匠の連続ヒットをアルデンテ・ペペロンチーノ選手が四球でつなぐ。ここで、マックス・ バリューに対して、ぬかるんできたマウンドと雨でボールが滑ることでコントロールの良い広川 投手が珍しく制球を乱し、押し出しの四球を与える。次のバッターのケアレ・スミスはカウント2 ボールからストライクを取りにきたストレートを左中間にもっていき、満塁から2点タイムリー二 塁打を放った。次の打者のケーシー与那嶺も連続タイムリー二塁打で続きこの回をビッグイニ ングとした。 
 
           3回にはテラノサウルスの投手が速球派の古田選手に代ったが、ツーフーがライト前にタイ 
          ムリーヒットを放って貴重な追加点をあげた。その裏、雨がさらに激しくなったため、グランドの 
          ぬかるみもあってケアレ・スミス投手とケーシー与那嶺捕手のバッテリーは珍しく三振を取りに 
          いくピッチングに転じ、先頭打者と次打者から狙いどうりに三振を奪取すると、三人目の打者 の打球はサードフライとなり、スコッティ・クリネックスがこれを捕球してゲームセット。 
           MVPは雨の中、一球一球を丁寧に投げ、打ってはタイムリー二塁打のケアレ・スミスが選ば 
          れた。(1回目) 
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