Report file No.13
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平成16年3月20日(土)

今回はゲストジャッジに、下越エリアでは最初に国際スキー技術選に出場された佐藤和弘さん(胎内スキー学校所属)(2度目)。
全日本スキー技術選に出場された大越仁さん(浦佐スキー学校所属)が駆けつけてくれました。

当日の天気は快晴。コースは締り、良好のコンディションで行われました。


ジャッジには、
佐藤和弘さん(SAJブロック技術員、胎内S.S)、
村田憲治さん(SAJブロック技術員、ニノックスS.S)
大越仁さん(浦佐S.S)
本間一輝さん(ニノックスS.S)
五十嵐伸一さん(ニノックスS.S校長)
で進行。



「ニノックス圧雪隊の抜群の作業機操縦テクは小雪の3月19日深夜、決戦バーンを見事に完成!
季節はずれの昨夜からの冷えが当然とも思われた雪硬化剤の投入も不要な抜群なコンディションをつくりました。

さて、最初の種目は

整地大回り
インスペクションでスキーソールに感じ取ったフィーリングをどんなタクティクスでオペレーションするか?
それぞれのアイテムを最大に生かすボディーコントロールの見せ所です。

ジャッジマンは落下する力・スキーが前進しようとする機能を活かしたターンテクニック、特にターン後半から次の前半までを抜けの良い且つ高いスピードからエッジングポジションを作る選手にはに高い得点を出しました。思わず「うまいなー」と声が出てしまう事も有ったほど今回はレベルが高かったと思います。

対照的に落ちる力を止めてしまうエッジング・ターンアクセントが後半でスキー性能を活かすポジションに入る大切なターン前半にスキー操作を空にしてしまった選手にはちょっと辛い得点になったと思います。

有名選手の写真や平面でのDVDからのイメージではつかみにくい
「落下しながら操作をするんだ!」をサーフィンやグライダー・自転車・乗馬なんかををイメージしながら今一度頭の中で整理すると「なーんだ簡単じゃん!」って気づきがあるかも知れません。

最新のマテリアルがどんなタイミングにどんな操作だと生命を宿すのか?
ながーいオフに確認しましょう!」



つづいて
整地小回り
大回りを行ったバーンを使用しました。少しコンディションは雪面が緩くなりかけましたがマダマダ整地です。
硫安は入れませんでした。

高い得点が出たコントロールは大回り同様、落下する力を小回りの動きにマッチさせることが出来た選手。
中・高速での小回りでは使用するスキーが回転性能が高いほどしっかりした意思を持ったボディーコントロールが重要になります。
コリドールを想定したような歯切れの良い、小回りでも重心が加速して尚、弧を描けた人には高い得点が出ました。

対照的に、回転性能の良いスキーを装着している割に「テールコントロールが主なワイパー状のスキー操作」や弧を描けない「停止操作の連続」に見えるショートリズムは辛い得点であったと思います。

まずはゆっくりでも構いません。体をどの方向に使うと白バイ隊員の練習のようなパイロンスラローム的にボディーコントロールが出来るのか緩い斜面で思い切って試してください。きっとそれが可能なスキーを皆さんは使っているはずです。
ゆっくりで出来ない事は中高速では出来にくいものだと思います。ちょっとしたきっかけで違った感覚がつかめると思います。



B審 村田憲治

(つづく...)



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