水のみ場(水飲器)

     譲与者  蒲原鉄道株式会社

 蒲原鉄道旧村松駅の、プラットホームの中央に設置されていた水のみ場である。
 以前は簡易水道だったものが、昭和30年の町村合併による上水道の完備を契機に、昭和32年頃に左の写真のものに造り替えられた。
 蛇口につながる注水パイプは、電車の加重がかからないよう線路をまたがず、線路とホームの間に配管されていた。
 長年にわたり、乗客ののどを潤してきたこの水のみ場は、売店やスタンドで各種の飲み物が販売され始めてからは、見向きもされなくなってしまった。
 この水飲器も、いつの間にか忘れ去られていった蒲原鉄道の大切な資料のひとつである。