ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2006.10.22 スキークリニック

新潟県スキー連盟下越協議会主催のスキークリニックが新潟医療福祉大学で開催され、参加させていただいた。

講師は、
清水久之さん(SAJコンバインドコーチ、国体冬季スキー競技会30回連続出場中、妙高市在住)、と
高橋一栄さん(新潟医療福祉大学教授)。

清水久之さん清水さんのお話の中では、ご自身が中学生の頃を紹介され、
「子どもは皆伸びようとする芽を持っている」(大人はどうかかわっているのだろうか)、
「人の話を目で聞く」(スタート時に目を下に向けたりしたいるのは自信の無い証拠)、
「練習が試合、試合は練習の発表会」、「目標に近づくために準備をする = トレーニング」
どのお話も、30年の重みが加わった、心に伝わるお話でした。
【写真は参加者の中学生に語りかける清水氏】

続いて、高橋さんからは「最新スポーツ医学から考えるオフシーズン・トレーニング」のお話をいただきました。
「筋力を意識的に鍛えよう!」ということで、何もしないとどうなるかというと、

1)筋の加齢変化として、1年で7%減少、
2)ベッドで2日寝ていると、1%の減少、
3)大気圏外のスペースシャトルで1日過ごすと、1%の減少

宇宙で一日10分の筋力トレで十分効果があることが実証されてきたこと、
昔は宇宙から帰還すると2人が肩を支たが、今は颯爽と歩いていることが証明している。

また、ハーバード大学の研究発表で、「高齢者(80〜90歳)の人でも1日わずかな運動でも週に2・3回、定期的に行うことで筋力が維持または向上したこと」で、筋トレ効果が認められているとのこと。

だから、「トレーニングは今が始め時である」というわけですが、何か私に言っていただいたみたい・・・。
そして、大腰筋(インナーマッスル)筋トレについて説明していただきました。

充実した一日になったのは言うまでもありませんが、こういうお話が普及されるシステムを持っていないことに危機感を感じております。
(毎年新しく参加されるジュニアスキーヤーの親御さんに説明が普及されてシステムが完成すると思っています。)

今シーズンも、「けち」(自分の情報を相手に伝えない)と言われないよう、また、身振り手振りを活用した指導に心がけていきたいと思っております。



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