ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2007.3.1 練習

2006.9.14で述べた「経験」。「プラスの経験」と「マイナスの経験」、どちらを蓄積したいのか。

スキーの練習って何だろう?
「大会が本番」で「それ以外が練習」。「上達するために練習する」。

たしかにそうかもしれない。でも本当にそうだろうか?

私は、低速などで感覚を確認する時間を練習だと思っている。いわゆるパーツ練習である。斜めプルークもそうだ。
しかし、フリー滑降であろうが、ゲートトレーニングであろうが、スタート地点があり、あそこまで滑ると決めたなら、それはまぎれもなく「本番」だ。

ということは、スキーの場合は「常に本番」なのだ。

講習時間に講師から与えられた課題に取り組んでいることも、生徒さんの立場であれば「本番」であると思う。
そして、「本番」の時間は、はうまくいっても、いかなくても、体の感覚・空間の感覚・スキーと雪面との感覚、それらの感覚を感じる時間とも言える。

そしてその感覚から、うまくいっている時とうまくいかない時の差がわかるようになり、指導者のアドバイスを参考にしながらその差がわかると、うまくいくための調整力が成長するのだ。次に同じシチュエーションがきたら、今度はこうやってみようと考えるようになるから、うまくできるようになるのだ。

雪上に出たら本番なのだから、それ以外の時間で練習するに限る。フィジカルトレーニングであったり、イメージトレーニングであったり、シミュレーションであったり。

雪上で練習していると思うから、本番が1回しか経験できないのだ。(だから再現力が乏しくなる。)
本番を数多く繰り返して、自分の考える理想を実現しよう!
そして試合や検定会でいつものうまくいった時の滑りを披露しよう!

だから基礎スキーヤーは4回転くらいで止まらずに、どんどん長い距離を滑るに限るのだ。
講習方法も、長〜い距離を滑り、止まる前の最後の3回転の運動ぶりを評価してみます、というような工夫はできないのだろうか?



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