ここだけの話 発展途上のスキーヤー

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(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」
2007.6.27 走ること

仕事柄、車であちこち走っている訳だが、午後の4時を過ぎると歩道に高校生が現れランニングを始める。野球のユニフォームを着た生徒やジャージ姿の運動部の生徒だ。

その走る姿を見ると、がっかりしてくる。
足の軸がうまくセットできていないのだ。
そして軸の前傾は見られず、胸が起きたまま、どたどた走っている。
さらに、着地した足の膝が真っ直ぐ前に出ずに、「カクン」と内側に傾いてしまう。

これではトレーニングしているのか、怪我の予行練習をしているのか、わからない。
運動種目にかかわらず、運動パフォーマンスを上げるには、最初の一歩が肝心だ。足の軸作りはとても重要なのだ。
そして体の軸が取れていないと、重心移動にも余分な時間を費やし、対戦相手に負けてしまうのは必至だ。

運動部の監督、コーチは、技術の根本を何と思っているのだろうか、また選手にどう指導してるのだろうか。
生徒が考えて行動することを教えてあげなければ・・・。

ランニングでは2人組みで前後に位置して走れば良いのだ。前後入れ替わりながらチェックすると良い。

年上のスキー仲間で、中学校のバスケットボール部の監督をされている人がいる。北陸信越大会で優勝するくらいのチームを作り上げる人だ。愛知教育大の方とも懇親があり、合同練習もしている。
冬合宿では新潟に来られスキーの日を作るので、私も2回程、子どもたちのスキーをお手伝いしたことがある。

そこではバスケットボールの種目練習する前に、体育館の板目に沿って、真っ直ぐ前に足・膝を出し、真っ直ぐ歩く練習を一歩一歩確認するそうである。だから強くなれるのだ。

走る、歩く、その質を見直し、高めることが、運動パフォーマンスを上げる近道である。
私と言えば、車を止めて話しかけると、変質者に間違われることを恐れてしまう・・・。

スキー以外の種目の指導者へも是非伝えていただきたい内容です。



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