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2012.7.17 熱中症の予防に


熱中症を予防するためにも、上手に水分を補給したいですね。

この時期に運動するとたくさん汗をかきますね。まずは、体内の水運量を維持することが一番、続いて、運動することで失ったエネルギーや栄養素を補給することが、パフォーマンスを維持するために必要になってきます。これは、スポーツ時に限ったことでなく、気温が高くなり、静かにしていても、汗が出るような夏では、すべての人に必要だと思うのです。

運動中は、循環血液が10%減り、水分補給が無いと、血液が濃縮されます。さらに、発汗によって血中の電解質(ナトリウム、カリウムなど)も減少しますから、水だけを補給していると、電解質の濃度をさらに低下させることになります。
また、汗の成分は99%が水分、1%は電解質となっていますので、水だけの補給だけでなく、電解質の補給が重要になります。

一般的な推奨値としては、0.1%〜0.2%の「食塩」と「糖分」が含まれたものが有効です。
1時間以上の運動をする場合には、糖分が4%〜8%含んだものが、疲労回復にも効果があります。

さて、これを市販のスポーツドリンクの表示で見てみますと、「100mL当たり、ナトリウムが40〜80mg」入っていれば、「0.1〜0.2%の食塩水」に相当します。
注意深く見ると、ナトリウム含有量が40mg未満であることが多いですね。市販のスポーツドリンクは普段、喉の乾きをうるおす時に消費されることが多いので、薄いんです。

自分で作るなら、水1リットルに、ティースプーン半分の塩(2g)と、角砂糖をお好みで。
ただし、糖質が10%を超えるなど、糖質の濃度が体液よりも高くなると、小腸から水分が吸収される際、消化管から水の分泌が起こり、一度薄めてから吸収することになり、一時的な脱水がおきますので、「濃度が濃いと水分吸収が阻害される。」ことも注意してください。

「塩分」と「糖分」の補給に気をつけながら、こまめに水を十分補給しましょう。
私は、この時期は「水分」と「塩飴」を組合わせて補給しています。
「塩飴」は、地元村上で作られていて、竹炭に海塩を詰めて焼いてできたミネラル塩が含まれている塩飴を愛用しています。

熱中症予防に!塩飴!

シーズン中のスキー講習会、研修会では、ポケットに「ミルク飴」をかなり多く入れいています。
リフト乗車時に、相席された方を含め、いただくのです。気分転換だけでなく、適度な糖質の補給は、疲労回復に働き、次の滑走の集中力にも役立つのは、あまり知られていないようですね。
運動パフォーマンス向上には、栄養補給も欠かせませんよ。

(参考:日本体育協会 公認スポーツ指導者養成テキスト、及び、日本体育協会 熱中症を防ごう!


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