ここだけの話 archive 


(はじめに)
発想は自由であれ!
既成概念=こうやらなければ=誰が決めたの??
「愛と勇気」

2013.10.5 足元の前後差と斜面の高低差


斜面に横向きに立つ時、谷側の足より山側の足を短くすることで、垂直方向に両足でバランスよく立てることを意識しましょう。

体斜面に立つだけで、足元に前後差が生まれています。
急斜面では高低差が沢山あり前後差も大きくなります。緩斜面では高低差が少ないので前後差もわずかになります。

ここを意識することから、身体感覚が高まります。

長い方の足でバランスを取ろうとすると、反対の足は前に位置します。
短い方の足でバランスを取ろうとすると、反対の足は後ろに位置します。

これが原則的な条件となります。

ターン中にも同様な関係が発生します。
ターン中では外足を長く、内足を短くして滑走するからです。

さどちら側の足でバランスを取ろうとするかで、出てくる現象が違ってきます。

出てくる現象に対処療法を処方するのではなく、スキーヤーの意識と目的を整えるようにしたいものです。

足元の前後差をなくすようにした方が良い局面と、足元に前後差が生まれるようにした方が良い局面があります。

使うスキーのラディウスは? SLなのか、GSLなのか、SGSLなのか、DHなのか。
ターンサイズは? 大回りなのか、小回りなのか。
滑る速度は? ゆっくり滑るのか、高速を求めるのか。
急斜面なのか、緩斜面なのか。
これらの条件とターンの局面で前後差の扱いが変わってきます。

足元の前後差を意識下に置けたなら、どの局面でもバランスが良くなり、機能美が現れてくるはずです。



▲ページの先頭へarchive目次へHOME