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2014.7.5 「アルペンレーサーとして必要なことを学ぼう! チルドレン時代に必要なテクニック」ナスターレース協会セミナー


ナスターレース協会 テクニカルセミナーナスターレース協会 テクニカルセミナー「アルペンレーサーとして必要なことを学ぼう! チルドレン時代に必要なテクニック」が、長野県安曇野市で開催された石井スポーツ展示会に併設して開催されました。参加対象はコーチ、父兄、チルドレンレーサーで、参加者には親子で参加される方も多くいらっしゃいました。
往復600km、16時間の日帰りでしたが、とても充実した一日になりました。

講師はナスターレース協会 会長の平澤岳さん。
高校時代にアメリカ留学の経験もあり、オリンピックにも出場した元アルペンレーサーです。

ナスター協会では「ナスターレース チルドレン/キッズ ジャパンカップ」の成績上位選手を、FISチルドレンレース「ウィスラーカップ(カナダ)」に派遣する活動を200年から行っています。その大会へ日本選手を引率した際に感じたこと、体の動かし方などのお話しをいただきました。
そして、「将来伸びるテクニックの『種』を探す」「競技スキーの理想」「メンタルトレーニングに必要性とその方法」などのお話がありました。

具体的な内容は、SAJコーチ認定で学んだこと、国立スポーツ医科学センターが発信していることも多くあり、私的には復習している感じでしたが、初めて聞かれた方にとっては大きな収穫になったのではないでしょうか。

アルペンスキーの運動特性は、「スキーとブーツのたわみと戻りをうまく使い、スピードを出すこと。」
スキーがたわむと、小さいサイズの回転が可能です。そうすると、次のゲートを直線的なラインで狙えますから、ターン毎にタイムアップが望めます。
スキーがたわむためには、身体を上下に動き続けるしかない・・・
アップライトなポジションに戻ってきているだろうか?
「荷重と解放」 → 解放をうまく使いこなせているだろうか?
抜重過ぎて上に抜けると滑走性が損なわれる現象から、「しないように」、と指導を受け、動きが小さくなっていないだろうか?
抜重になってしまっても、上下に大きく動けると、次に工夫することもできる将来が存在するが、
抜重を恐れ中腰から中腰へと動きが少ない滑りを求めると、スキーがたわむ感覚の習得は、一生かかっても無理かもしれない。
速いスキーを求める選手に、コーチは何を求めるのでしょうか?
明日の勝利?
長期目標のワールドカップで戦える選手?

チルドレンの選手は、自分で考えて、自分にとって有益なことにどんどんトライしてほしいと思います。
深雪滑ったり、コブを滑ったり、飛んだり、跳ねたり・・・。

現在、自費で世界に挑戦している須貝龍さん
彼も、トランポリントレーニングを取り入れていましたね。 http://ameblo.jp/ryo-ski/entry-11887419078.html
たわみと解放+身体感覚には、トランポリンも良いトレーニングになりますね。

イメージトレーニングについて
自分の滑りをビデオに撮影したもの(客観イメージ)を確認する。
その滑りの時に実際に自分が見えていた景色の映像(主観イメージ)を思い出す。
それを、他者の滑りで展開すること、
例えば、テッド・リゲティの滑りの映像(客観イメージ)を見て、テッドの視界から見える映像を想像したり、その時の感覚などを想像したり、その人の主観イメージを想像するトレーニングを行い、自分の感覚のレパートリーを広げる。
雪上トレーニングができない今だからこそ、充分あるであろう時間を有効に使ってもらいたいものです。

平澤 岳さん、ありがとうございました。

ナスターレース協会セミナー ナスターレース協会セミナー ICI石井スポーツ展示会長野会場

 ナスターレース協会
http://www.http://www.nastar-r.jp/

サポーターも募集されています。詳細はこちらから
http://www.nastar-r.jp/aboutus/member.htm

【スキー理論(物理学)について】
アルペンスキーの理論(物理学)は、速く滑りたい人用と、ブレーキをかけながらゆっくり滑りたい人用と、2つ必要だと、強く思いました。



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