Report file No.4
 Page 1  竹川章彦


 この原稿は、思うように滑りたいな、とか、上手になりたいなという指向をお持ちの方が、滑り出す前に読んでいただければと思い、書いてみました。(特にプライズ検定が求める「質」のヒントになれば・・・)


1.基本ってな〜に もっと自分の体を見つめてみよう!!

 スキーというスポーツは、スキーが斜面を移動するスポーツで、それを邪魔しないように
人間はスキーの上でバランスを取る
のが仕事になります。

 次のような心当たりはありませんか?

   ・思うようにスキーのズレがコントロールできない。
   ・スピードが怖い...etc

 バランスがうまく取れない時に、そういう結果になるかと思います。

 体を支える足のバランスを、「運動をする前に身に付けておくこと」が全ての問題を解決してくれます。
 足のバランスが取れて、初めて重たい上体のバランスが取れるのです。


脛は湾曲している!

脛の外側の筋肉が縮む
感覚が生まれる。

膝が内側を向く人は、腿を
外側にひねる力を加えて
正面に向ける。

(図1)仰向けに寝た状態で
力を抜くと足裏は内反する
(図2)直立し、膝を少し曲げ
膝を正面に向ける

(無意識) → (努力する)


脛の外側の筋肉は初めは硬く、つらいと思っても、繰り返し繰り返し行うことで、
「自分の意識」=「筋肉の反応」が一致してきます。

足首が硬い人は、特に継続して行うことで克服できます。



脚を曲げてみるとどうなるの?
無意識だと、膝が内側を向きませんか?

内側を向く人は、次のように意識してみると良いでしょう。

 ● 脚を曲げながら腿を外側方向にひねる
 ● 膝が前方へ向くように力を調整する
 ● この感覚を基準と考える

<雪上では>

 ● 両足での直滑降
   <バリエーション>
     ・高い姿勢
     ・低い姿勢
     ・屈伸運動をしながら

 ● 片足での直滑降
   <バリエーション>
     同上

  ごく緩い斜面で、左右に曲がることなく、真っ直ぐに滑ることができたら完成です。

(昔のスキーヤーはよく練習していたものです。最近直滑降やってる人見かけませんネ。やれば出来るようになりますヨ)

<ポイント> 脛の外側の筋肉の感覚を研ぎ澄まそう!!