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(はじめに)
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「愛と勇気」

2010.7.28 基準を身に付けるために


滑走時のポジショニングについて、その基準となる考え方を改めたと記事にしました。
【参考】
2010.3.11 基準を見直す
2007.11.23 基準

前回のグレステントレーニングの映像を見てみますと、落ちていくことを躊躇しています。そう、ビビっています。

ですから、斜面に直角にポジションを取るだけになり、体軸の前傾がとれていませんでした。
直滑降をイメージした図(訂正後)
具体的には、90度ではなく、86度をイメージしています。
4度という数値は、ブーツの中のベットの傾きと同じです。(2011ロシニョールブーツ)
4度傾いたベットに直角な方向をイメージしているのです。

さて、これを感覚の中に定着させる作業をすることになるのですが、私の場合、イメージを数値化して、感覚の中に落とし込んでいきます。
【参考】
2009.10.24 形態および身体組成の測定
2009.11.1 形態および身体組成の測定と活用

身長:169cm(1cm伸びていました・・・)
上図「平地」のように、足首・膝・股関節を曲げ、背骨を前傾してパワーポジションをとります。この時の床から頭までの距離を計測します。150cmでした。

次に、4度傾くためには、150cm先では何cm移動が必要なのか、を知りたくなります。
これは、半径150cmの円を描く時の、4度分の円周に相当します。 150×2×3.14×4÷360≒10.5cm
タンジェント(tanθ,θ=4)でも同様な数値になります。

半径の長さによってどれくらい差が出るのか、計算してみました。
160cmの場合:11.2cm
150cmの場合:10.5cm
140cmの場合:9.8cm

乱暴ですが、身長が160cm〜180cmの場合は、約10cmだと、まとめても良いかもしれませんね。

以上のことから、平地でパワーポジションをとった時の頭の位置を、10cm前方に移動して前傾が強くなる(足首だけを曲げる)その位置感覚をつかんでみることにします。

そして、この体幹のポジションの安定に寄与するのが、ハンドワークです。
【参考】 2010.6.25 ハンドワーク

動き出す前に、姿勢とポジショニング、その基準点をチェックしてみよう。
次の休みには、また栃尾に行ってみようか・・・。



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